ヤマハ出版の歴史あるテキスト、オルガン・ピアノの本。
誕生は1957年だそう。今年で創刊67年。
当時はピアノと同じくらい、オルガンの教室が沢山あったので、
このタイトルになったそうです。
私の子供の頃も、数は少なかったですがオルガン教室の看板を街中で見かけました。
足踏みオルガン、郷愁を感じます。
このテキストは、初めから大譜表、そして両手を使います。
現在、ピアノレッスンのスタートが寄り低年齢化し、
1歳や2歳からと銘打っているお教室もあり
(実際はプレピアノ、ピアノレッスンへの導入ですが)、
それに伴い、丸くて大きい絵音符や、
片手ずつの練習のテキストの出版が増えているように思いますが、
オルガン・ピアノは一貫して大譜表、四分音符からです。
この特性から、うちでは年長や小学1年からピアノを始める生徒さんのスターターに、
また、4巻になると調性の増え、ぐんと練習しがいのあるレベルになるので、
ピアノ・アドヴェンチャーやぴあのドリームからオルガン・ピアノの3,4巻に変更し、
ブルグミュラーへの道筋にすることも多いです。
新版のワークブックは要点が絞られコンパクトにまとめられていて、
短いレッスン時間内で取り組みやすく、宿題にもしやすいです。
練習している曲に関連したリズムや記譜など、
私が大好きなフォルマシオン・ミュジカルに近い課題も含まれています。